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3歳幼稚園に通う次男①

次男は3歳になると、長男が通っている幼稚園の満3歳児クラスに通うことになりました。

入園前面接があり、そこで発語がないことやこだわりが強いことなど次男の特性を説明し、児童デイサービスに週3日通っていることを説明しました。私はその当時、インターネット情報で、幼稚園や保育園を断られるという話を見ていたので、きっと断られるだろうと思っていたのですが、園長先生は、「児童デイサービスに通っている子は当園に沢山いるので大丈夫です。先生を隣に配置する加配の対応は出来ませんが、幼稚園で臨機応変に対応するのでお任せください」とお言葉をいただきました。とてもありがたかったです。そうして、次男は週2日幼稚園に通うことになりました。

幼稚園に通う際、最初はバスに乗ることが楽しかったのですが、だんだん慣れてくると、バスが動いている最中も突然その場で立ってしまったり、(声を掛けられるとすぐ座りますが)何度も立つことが増えていきました。帰りのバスで、バスが幼稚園から出る前に先生がバスの中で絵本を読んでくれるそうで、その際次男が後ろや前の座席に移動して歩き回るため、バス発車直前まで次男に別の先生が付くことになりました。

幼稚園では、椅子に座れず、一人歩き回っていました。自分の気持ちを相手に表現できないので、自分の気持ちをわかってもらえないと名札を引っ張り、名札の安全ピンにより服に穴を開けて帰ってきた日がありました。先生に電話で幼稚園での様子を聞いた際、楽しくおもちゃで遊んでいたなど、楽しそうにしている様子だったので、次男も通ったばかりということもあり、もうすこし様子をみることにしました。そんな中、自分の手の甲を噛み(おそらく自分の中で我慢しなきゃと葛藤したのでは)、自分の行きたいところに行きたい!という衝動を抑えられず、「ダメだよ」と言われた際先生を噛むという危険行動が出ました。幼稚園に通うのを一旦お休みすることにしました。

先生はもちろん、お友達に危害を加えてしまったらとても大変なことになりますし、人に噛むほどストレスがかかる場所なのではと思いお休みしていたのですが、通っていたデイサービスと通院している小児リハビリの先生から、お休みしないで行ったほうがいいと言われました。幼稚園側が来ないでと言っているわけではないので、幼稚園側が噛むなどの危険行動の対応をしてくれるから、次男の社会性を養うために出来るだけ通ってと言われました。が、幼稚園に対応をお任せするのも心苦しいのでしばらく登園しませんでした。

お休み中幼稚園の先生から、登園してくださいとお電話をいただきました。「ダメだよ」という言葉を使わないように改善することを言われ、担任の先生から信じて送り出してくださいと言われました。噛んだ次男が悪いのに、次男に接する対応を改めると言っていただき涙が出ました。こんなあたたかい幼稚園があるんだと感動し、登園させました。

「ダメだよ」という言葉から「ここの場所は行けないからこっちに行こうね」など「〇〇しようね」に変えていただいた結果、次男に効果がありまして、最初噛もうとする素振りはあったようですが、次第にうんと首を上下し、噛むという危険行動がなくなりました。お洋服も穴があくことがなくなりました。

噛まなくなったのですが、次につねるいう危険行動が表れてきました。つねる際、面白くてやる様子で、先生の手をつねって笑顔でその場から逃げるという行為が次男のブームになってしまいました。対象は幼稚園の先生と兄でした。「(優しい声で)こら~」というと、にこにこで逃げる次男。爪の跡がつくほどではなく優しくつねるので、こちらの行為は幼稚園側でも様子見となり、次第になくなりました。

次男は他者にあまり関心がなく、お友達に危害を加えることはありませんでした。何より関わることがほとんどありませんでした。次男がおもちゃで遊んでても、他の子が遊ぼうと近寄ると逃げる子でした。少しずつ興味が出てきたのか、お友達をじーっと見ることもあるのですが、一緒に遊んだりすることもなく、何となく同じ空間にいる、という感じです。危害を加える心配がないのでほっとしますが、他のお友達とおもちゃの取り合いなどの喧嘩にもならないですし、そのため仲良くもなりませんでした。

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