児童デイサービスに通うメリット、デメリットを個人的な視点から挙げたいと思います。
メリット
★一人の時間が出来る
私自身一人の時間が出来たことが何よりも大きかったです。一人の時間で掃除、買い物がスムーズにでき、イライラしてしまう時間が減りました。以前はふとんカバー一枚変えるのもとても大変でした。ご飯作りもとても大変で、すぐ隣で見ていないと何をするかわからなくて、トイレも限界まで我慢していました。そんな毎日でしたのでデイサービスに通っている数時間はとても大切な息抜き時間となりました。
★自分では出来ない療育が受けられる
次男がいる児童デイサービスでは、言語聴覚士の方などの専門的な療育を受けることが出来ます。また、包丁を持って食材を切ったり茹でたりなど、家ではこわくて出来ないことも挑戦させてくれるので貴重な経験の場となっています。
次男はスプーンフォークを持たず手づかみでものを食べます。デイサービスではスプーンを持たせてものをすくうという支援活動を取り入れ、すくうものを徐々に大きいものから小さいものに変更、スプーンを持たない方の手が出ないようにして、難易度を少しずつあげていき、スプーンをすくうのがマスターしたら箸が持てるように、と次男ならではの活動内容を取り入れてくれています。その活動をしていく内に、次男は以前よりスプーンを持ってご飯を食べるようになりました。
デイサービスでは、一人一人出来ないこと、にがてなことがその子によって違うので、それぞれのプロセスに沿って支援活動をしてくれます。
★集団行動が経験出来る
児童デイサービスでは、同じ時間に同じくらいの年齢の子と療育を受けることが多いです。(場所によりますので通うデイサービスに聞いてみるとよいかもしれません)
なので、家で親といるよりも同年代の子と関わることが出来、社会性を身に着けることができるのではないかと思います。
次男の場合発語がないのでお話することが出来ないため、お友達は出来ないと思っていたのですが、デイサービスの送迎時同年代の子が次男の名前を呼んで、次男が嬉しそうにしておりとても驚きました。喋れなくて意思疎通が出来なくてもお友達が出来る、という事実にとても感動しました。
デメリット
★子供の様子が逐一見られない
子どもを預けるので、様子が見ることができず不安があります。なので信頼できる児童デイサービスを探すことが重要です。正直、デイサービスと子供の相性はあると思うので、見学の際は子供が楽しそうか、自分の子供の好きなおもちゃはあるか、あとは他の子供の様子も見て、指導員の対応もチェックするとよいかと思います。デイサービスによってはその日の様子がわかるように携帯に写真を送ってくれる所もあります。信頼できるデイサービスに出会えるよう、何件か見学に行ってみる必要があると思います。
場所によっては子供だけ通所せず親子一緒に通所するというところもあるので、預けるのが不安な方は親子通所できるデイサービスにするとよいかと思います。
★お金がかかる
利用料金は自己負担額が自治体によって定められた額の一割(世帯所得により変わります)となり、それ以外に、教材費やおやつ代、昼食代など別料金がかかる場合があります。なのでデイサービス見学時に必ず確認した方が良いです。
こんなところでしょうか。
私個人の意見としては、デイサービスに通って良かったと思っています。
療育の小児リハビリの病院でも、早くからデイサービスに通って社会経験させているのは良いことだと言われました。色々な経験をさせてあげた方がよいとのことです。デイサービスの指導員の方からも、小さい頃から通うことで、自分が苦手としていることをいち早く制御できるように訓練でき、小さい内は「いやだ!」という確立がまだ数年なのでその訓練ができやすいそうです。大きくなってからだと、嫌だと思うものは嫌だと頑なに拒否しやすく、訓練はなかなか難しいと聞きました。(個人的な感想です)
「小さいからまだ大丈夫」「小さいから、そのうち他の子に追いつくようになる」と信じてしまい見逃してしまいそうになりますが、いつも一緒にいるおかあさんおとうさんが「あれ?おかしい」と感じ続けたら、気のせいではないかもしれません。
私は「あれ?おかしい」と感じ、週1回の発語が遅い子たちなどの集まりに参加してる際、そこにいる保健師の方や児童相談所の方に「デイサービスを考えた方が良いかも」と言われました。毎週次男を見てくれている方たちでした。障がいの件については何も言っていなかったのですが、次男の発達障がいをうすうす感じていたのではないかと思います。病名をつける先生でもなく確実ではないので言葉に出来なかったんだろうなと今なら思います。デイサービスを勧めてくれて感謝しています。